2022年末以降、S&Pは基本的にAIリーダーとその他2つの市場に分かれています。 大手AIがいないと、残りのS&Pはこの期間中約25%の上昇にとどまり、年率で約8%程度のリターンに相当します。 メガキャップのAIやテック株を加えると、総リターンは約73%に跳ね上がり、ブロードインデックスよりも集中型成長株やベンチャー株に期待される水準に近いです。 これはS&P 500が思われているよりもはるかに集中していることを示しています。AI重視のトップ5銘柄は指数全体の約30%を占めており、今年だけでNvidiaとAlphabetだけでS&Pの上昇分の約3分の1を占めています。 AIのストーリーが引き続き期待に応えれば、その集中力が有利に働き、指数はさらに上昇し続けます。 そしてそれはミルクロードでも同じことを信じています。AI資本支出が実質収益と利益の成長に結びつき続ける限り、このAI重視のS&Pは上昇傾向にありますが、もし少数のリーダーがつまずけば、指数全体が急速に影響を受けるという注意書きがあります。